第3章:離散情報源の符号化
情報源符号化/通信路符号化
3.1 符号の分類
符号化をすると符号語ができる。
記号の種類数による分類
符号に使う記号の種類数
よく使うのは2元符号 {0,1}
符号化の単位による分類
- 通報の記号毎
- 通報のブロック毎(n文字毎:n次拡大情報源)…(等長の)ブロック符号
- 通報の非等長の系列の組(非ブロック符号)
復号化からみた分類
- 特異符号:符号語とシンボルが1対1でない(Ⅵ)
- 非特異符号:符号語とシンボルが1対1である
- 一意復号可能な符号
- 瞬時符号:逐次復号可能な符号(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)
- 非瞬時符号:逐次復号不可能な符号(Ⅳ)
- 一意復号不可能な符号(Ⅴ)
- 一意復号可能な符号
非特異な等長符号は必ず瞬時符号になる。
望ましい情報源符号化
- 一意復号可能。できれば瞬時符号
- 1情報源シンボルあたりの平均符号長ができるだけ短い
- 符号化・復号化の操作が簡単
3.2 符号の基本性質
符号の木と瞬時符号
符号をtree構造であらわす。