3章曲線の推定

ラグランジュ補間 復習

N+1の点→N次の多項式
P_N (x)=a_0 +a_1 x + ... + a_N x^N

ラグランジュ補間の誤差

f(x)-P_N(x)=\frac{f^{(N+1)} (\xi)}{(N+1)!}(x-x_0)(x-x_1)...(x-x_N)
を満たすξが存在する。

ルンゲの現象

高次のラグランジュ補間を行うと、x=±1の付近で誤差が発散する。
高次のラグランジュ補間は避けよう

スプライン補間

ラグランジュ補間の問題点

以上の問題点を(見た目はわからないように)解消した

3次スプライン補間
  • 点を通る
  • 区分的
  • 3次曲線
  • 1階微分、2階微分が連続

(3.17)式は、次の区間の関数を参照しているため、最後の区間の定義ができていない。
区間数Nならば4×N個の変数を決めなくてはならない。

  • 点を通るという条件より、2Nの制約ができる。
  • 微分により、S_{N-1}を決めるのにS_{N}がない状態があるので、2(N-1)の制約ができる。

→2つ足らない。
両端の2階微分を0(S0"(x0)=0,S_{N-1}"(x_N)=0)としてしまう。→自由度0になり一意に決まる。

アルゴリズム
  1. (x_0,y_0),...,(x_N,y_N)を入力
  2. S_j(x)=a_j(x-x_j)^3+b_j(x-x_j)^2+c_j(x-x_j)+d_jとする
  3. \left\{\begin{matrix} h_j=x_{j+1}-x_j \\ v_j=6(\frac{y_{j+1}-y_j}{h_j}-\frac{y_j-y_{j-1}}{h_{j-1}}) \end{matrix}\right
  4. P47(3.32式)
  5. a_j...d_jは計算可能

h^2に比例した精度を確保することができる。